参考書は山ほど存在する
税理士に限らず、資格試験の勉強において参考書をどう活用していくかというのはとても重要な問題です。
世の中には山ほどの参考書や過去問の解説書、予想問題集などが存在し、それぞれが工夫をこらして合格のための覚えやすい内容や分かりやすい内容を伝えようとしています。
それだけたくさんの参考書があると、ついつい目移りしてしまう・・・という人も少なくないのではないでしょうか?
また、最近はインターネットで情報交換が盛んに行なわれるので、そこで「あの参考書がいい」「これを使ったら合格した」といった情報に影響されて使っている参考書を次々と変えてしまう人も少なくないようです。
しかし、それは合格のためには逆効果。資格試験の勉強では、さまざまな参考書や問題集に手を出すのではなく、選び抜いた数冊にじっくり取り組む方が効果があるのです。
同じ参考書を繰り返し読む
参考書に書かれた内容というのは、書き方やアプローチは違うとは言え、本質的には大きな違いはありません。
それもそのはず。その先にある試験は同じものなのですから、覚えるべきことは同じなのです。
そうなると、複数の参考書を目移りしながら使うよりも1冊の参考書を繰り返し、じっくりと取り組む方が効果が高いのです。
同じ参考書を何度も繰り返して勉強することで記憶が定着し、本番につよい知識が身につくのですよ。
試験勉強をしている間、ずっと使うものですから、その選択はとても重要。
どのように選ぶのかは人それぞれですが、最も大切なのは「自分が使いやすいもの」を選ぶことです。
テキストを開いた時に覚えやすく自分に合うと感じるものを使わなければ、勉強を続けるのが難しいでしょう。
自分に合うと感じるテキストを繰り返し使うことで、覚えるべきことが記憶に残りやすくなるはずです。
小型の参考書と問題集も用意しておく
また、メインで使用するテキストのほかに、すき間時間を活用して重要事項を暗記できる小型の参考書を用意しておくものいいですよ。
そして、一緒に使用する問題集も、できるだけ解説の量が多いものを選ぶことが重要。
過去問というのはどの会社で出されたものを買っても問題自体は一緒。しかし、その解説がわかりやすいかどうかは大きく違います。
そのため、購入前に解説を良く確認することが大切なんですよ。
テキストや問題集は、試験が終わるまで一緒に走る長いつきあいになるもの。
そのため、しっかり吟味して選んでみてくださいね。