税理士になるには基本的に税理士試験に合格しなければなりません。 受験資格の条件としては次の３つの道があります。

1. 大学や短大の卒業
2. 日商簿記検定１級
3. 実務経験２年以上

ここでは、大学で学識を得ることで、税理士になる道について解説していきます。

税理士になるためにどの学部を履修すればよい？

税理士をめざすなら、理系よりは文学系の大学がよいでしょう。 そして、法学系、経済学系、経営学・商学系学部へ進学するのが一般的です。 その理由としては税理士試験の受験資格の1つに法律や経済の科目の履修があるためです。 法学部・経済学部がおすすめの学部になります。 本来税理士になるのには、上記３つの方法や転職ができるように（関連記事：「税理士への転職」）あるように学歴は関係ないので、どの学部・学科でも問題はありません。 が、試験内容や実務的な関連性のある学部や学科を選らんだ方が賢い選択だといえます。

大学院の免除制度が使える学部とは

受験資格を満たすため、経済や法律の授業を履修できる大学を選ぶことも大切ですが、初めから税理士を目指すという目標があるならば、大学院の免除制度が使える学部学科を選択するのが一番よいでしょう。

税理士試験の科目免除が受けられる大学院とは

税理士試験は科目ごとの合格制を採用しています。 税法に関する3科目 会計学に関する2科目 計5科目に合格することで最終合格となります。 試験のみで合格をめざす場合は1科目ずつ合格を積み重ねていくことになります。 一部の科目は一定の条件を満たして法学、経済学、経営学・商学の大学院を修了することで免除となる制度があります。 よって、税理士志望者は科目免除が可能な大学院に進学するケースが多いです。 大学院修了で免除されるのは最大で税法2科目、会計学1科目です。 つまり、税法1科目、会計学1科目は試験で合格する必要がありますが、試験合格は科目免除を受ける前でも後でも構いません。 そして、ここが重要な点ですが、免除を受けるためには、必要な単位を修得したうえで、修士論文が国税審議会の審査で認定される必要があります。この論文の内容に関しては、税法、会計学それぞれに税理士法で定められているので、大学院での論文指導が科目免除の成否を左右することになります。 免除される科目と修士論文の内容との関係ですが、税法関連の論文であれば税法2科目が、会計学関連の論文であれば会計学1科目が免除となります。そのため、科目免除を目的とする人は、税法2科目免除が可能な研究科に進学するケースが多いようです。なお、一部には、3年間で2つの修士号が取得できるコースを設け、3科目免除をめざすことができる大学院もあります。

日本税理士会連合会と締結した富山大学に注目

また、大学の授業カリキュラムが税理士になるのに適しているのかを調べることをおすすめします。 例えば富山大学では「富山大学経済学部と日本税理士会連合会との寄附講義開講に係る打合せ実施」で精力的に税理士会との締結で

　本講義では，現役税理士が講師となり会計・税法等に関する実践的な知識・情報の提供を行う中で，個人や法人を取り巻く税実務だけでなく，社会における税の役割や我が国の税理士制度についても解説していきます。 ５月１３日に，本講義を運営・担当いただく北陸税理士会（日本税理士会連合会を構成する全国１５の税理士会のうちの１つ）の三好勝会長ほか５名が経済学部・森口学部長を訪問し，後学期の本講義開講に向けて，授業計画，講師の選定，授業実施方法及び成績評価方法などについて入念な打合せを行いました。

富山大学の経済学部において見てみると、会計学と税法を受講することができ税理士になるための学識を深めることができます。 他都道府県から、富山大学学びたい場合は、大学付近にある学生マンションを利用するとよいでしょう。 学生の一人暮らしにおいてのサポートが充実しており、セキュリティー設備が整っているため安心して学生生活を過ごしながら勉強する環境が整えることができるからです。 ＠富山県の学生マンションの総合情報サイト 学生マンションドットコム

まとめ

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各学部・学科の資料を請求して確認したほうが確実です。 実際に資料を取り寄せてみることをおすすめします。